派遣の介護求人を探していると「登録型派遣」と「常用型派遣」という言葉をよく見かけますが、2つの言葉の意味や違いをご存知ですか?
実は、この2つには大きな違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、曖昧な理解のまま、求人に応募してしまうのは注意しておかねければなりません。
介護派遣の求人は、他の業種と比較して「常用型派遣の求人が多い」という特徴があるので、これから派遣会社に登録しようと思っている人はきちんと理解した上で、求人に応募するようにしましょう。
それでは、具体的に登録型派遣と常用型派遣の違いや、メリット・デメリットについて解説します。
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登録型派遣とは?メリット・デメリットも解説
派遣と聞いた時に、ほとんどの人がイメージするのが、この登録型派遣です。
登録型派遣とは、紹介された企業に派遣されている期間のみ、派遣会社との雇用関係が発生し、一つの派遣契約が終了すると雇用関係も解消される派遣の形態を意味しています。
登録型派遣のメリットは
- 派遣先(施設形態)や仕事内容をある程度自由に選択できる
- 短時間、フルタイムなど、時間に融通を利かせて働く事ができる
があります。
一方、デメリットとしては
- 契約期間満了で終了になる為、雇用が不安定な要素がある
- 賞与、昇給、交通費の支給がないケースが多い(賞与に関してはほぼ0%)
介護業界に限らず、派遣社員で働く場合においては、この登録型派遣が広く浸透しており、「自宅近くの介護施設で働きたい」「夜勤のない介護施設で働きたい」「週4勤務をしたい」等の希望を伝えた上で、派遣先を決める事ができるメリットがあります。
常用型派遣とは?メリット・デメリットも解説
常用型派遣とは、介護派遣会社の正社員、又は契約社員として、無期限の直接雇用を結ぶ雇用を意味します。
簡単に言うと、登録している人材派遣会社の社員として、派遣先の企業で働くということです。
登録型派遣と同様に、契約期間のある派遣先企業で仕事をしますが、一つの契約が終了しても正社員(もしくは契約社員)として、派遣会社との雇用関係は継続します。
常用型派遣のメリットは
- 雇用や給与が安定している(有期雇用でない&月給制)
- 賞与、昇給、交通費の支給がある
一方、デメリットとしては
- 「常用型」なので、好きな期間だけ働くという事は不可能
- フルタイム勤務が原則
- 場合によっては転勤の可能性もある
常用型派遣というのは、どの業種でも採用されている訳ではありませんが、エンジニアや介護職などの専門スキルを必要とする業種では、多い傾向にあります。
ただ、派遣の介護求人を掲載しているところ全てが常用型派遣の扱いがある訳ではありません。
ですが、スタッフサービス・メディカルであれば、常用型派遣の募集があります。
常用型派遣でスタッフサービス・メディカルの社員として介護施設で働く場合は、以下の様な特徴があり
公式URL:http://www.staffservice-medical.jp/
- 大手人材派遣会社(スタッフサービス)の常用型派遣で、雇用&給与が安定
- 月給制で賞与(ボーナス)が受け取れる
- 資格取得費用の全額負担等のキャリア支援が充実
- 未経験、無資格からでもOK
- 週休2日制でプライベートも充実
派遣で介護職として働こうと思っているけど、「契約期間がある登録型派遣では不安。。」というなら、スタッフサービス・メディカルの常用型派遣から始めてみてはいかがでしょうか?
常用型派遣の取り扱いがある介護派遣会社はそれほど多くはありません。
介護職未経験の方が派遣での就業を考えた場合、いきなり正社員として採用されるのは難しく、派遣、もしくは紹介予定派遣から就業を目指すことになります。
ですが、スタッフサービス・メディカルであれば、「派遣(登録型&常用型)」・「紹介予定派遣」のどちらでも就業可能なので、介護派遣をお考えなら、まずはこちらの人材派遣会社に登録(無料)しておきましょう。
登録型派遣と常用型派遣は、どこがどのように違うの?
この2つの働き方は、派遣会社と雇用関係が発生し、派遣先の企業で仕事をするという点では同じですが、様々な違いがあります。
登録型派遣 | 常用型派遣 | |
雇用期間 | 有期限 | 無期限 |
給与 | 時給制 (月の給料が大きく変動) |
月給制 (時間外手当も支給) |
賞与や交通費 | 無しが大半 | あり |
派遣先選択 | 自由 | 派遣会社の指示に従う必要あり |
上記の表にまとめたように、登録型派遣と常用型派遣の1番大きく異なる点は「雇用の期限の有無」です。
登録型派遣は派遣先で仕事をしている期間のみ雇用契約を結びます(有期限)が、常用型派遣の場合は無期限で雇用関係を結んでいます。
又、登録型派遣の場合は「時給制」ですが、常用型派遣の場合は「月給制」になるので、常用型は連休等で勤務日数が少ない月でも安定した給与が支払われます。
一方、登録型派遣は派遣先企業を自由に選択できるのに対し、常用型派遣の場合も自由に選べるとは言われていますが、実際はある程度は派遣会社の指示に従う必要が出てきます。
登録型と常用型には、このような違いがあることを、まずは理解しておかなければなりません。
派遣で働きたい介護スタッフには、どちらの就業形態がおすすめ?
登録型派遣と常用型派遣は、ここまで解説したように大きな違いがありますが、どちらがおすすめなのでしょうか?
2つの違いを踏まえた上で、おすすめできるタイプについて考えてみました。
登録型派遣で働くのがオススメなのは以下の様なタイプです。
- 子育て中なのでフルタイムではなく、短時間、空いた時間で働きたい
- フルタイムで働きたい
- パートやアルバイトよりも高時給で働きたい
- 一つの契約が終了して、ブランクが空いてしまったとしても特に問題がない方
一方、常用型派遣の介護職として働くのに向いているのは以下の様なタイプです。
- フルタイム勤務が可能
- 「派遣は不安。。」雇用を安定させたい!
- 契約ごとに、様々な施設に派遣されて仕事をする事に抵抗がない
- 時給制より月給制が良い
派遣の介護職員で働きたいといっても、登録型と常用型では大きく内容が異なります。
なので、どちらにしようか迷ってしまうかもしれませんが、基本的には人材派遣として広く浸透しているメインの働き方が「登録型派遣」になることからも、まずは登録型派遣のお仕事を探してみると良いでしょう。
ただ、上記に書いた常用型派遣の説明を聞いて、そちらの方が自分に合っていると思うなら、派遣会社の直接雇用の社員として働いてみるのもおすすめです。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、どちらが良いかを限定することはできません。
まずは自分の状況や希望に合った働き方を考えてから、求人に応募するようにしましょう。
check→介護派遣で働くメリット・デメリット