人手不足が問題視される介護の仕事。
利用者の数に対してのスタッフの数が合っていなく、日々業務に追われていて、あまりの忙しさに介護職をリタイアしている人も少なくありません。
- 新人なのにいきなり責任ある仕事を一人で任された
- 先輩スタッフは忙しく自分の事に一杯でしっかり指導してもらえない
- 忙しすぎる仕事量の割には給料が少ない
など、人手が足りず負担が大きくなっているのに疲れてしまい、体を壊し、辞めていく人が後を絶ちません。
もし、就職・転職する前に人手不足の施設を事前に分かることができたら・・
これから転職活動をする方に人手不足の介護施設の求人を見抜く方法についてご紹介させていただきます。
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介護業界はどうして慢性的に人手不足なのか?その原因とは
ですが、そもそも何で介護業界って慢性的に人材が足りていないのでしょうか?
これは簡単にまとめると「定着率が悪いから」です。
つまり、新たに入職する人よりも、離職される方が多く、辞めていく人が後を絶たないので慢性的な人材不足に悩む職場が多いのです。
離職率が高い理由としては給料が安いとか、激務というのは周知の事実なんですが、それは皆さんある程度理解して入職されてるので、実はそれ以外にも原因があるのです。
これは何かと言うと「人間関係の悪さ」です。
長年勤めてるお局ヘルパーさんに厄介な人がいたり、スタッフ間の仲が悪い職場に入ってしまったら、定年まで働き続けるなんてほぼ無理でしょう。
こういった状況が重なって慢性的な人材不足に陥っている事業所が多いのです。
業務が円滑に進めるために必要な介護職員の数は140万~160万は必要と言われていますが、現在の介護労働者は100万人ほどとその数字には到底及んでいないのが現状なのです。
求人票では分からない人手不足の介護施設を見抜く方法
ですが、人手が足りていないというのは悪い事ばかりではなく、求人数があるので仕事に就きやすいというようなメリットもあります。
これから就職・転職するなら、なるべく忙しくない介護施設で働きたいですよね?
求人票や会社のホームページ、ハローワークの職員に尋ねても従業員の人数くらいは分かるかもしれませんが、職場の状況まで知っているところはどこにもありません。
求人票を見ても表面上では分からない事が非常に多いのです。
ですが、これから説明する方法を使えば人手不足かどうかをある程度見抜くことが可能です。
あなたが転職・就職を希望している職場の人手不足かどうかを知るポイントは3つ。
1 そこで働いている人に直接聞いてみる
友人が働いていないと少し厳しいですが、一番明確な答えが返ってきます。
ただ、働いている友人がいるかと言うと難しいので、あまり現実的ではありませんね。
2 求人が常に応募がかかっているのかチェックしておく
気になる求人票を注意して見ておけば、その求人が常に出ているものなのか?又は今回だけしか出ていないものなのか把握することができます。
やはり、いっつも求人を出しているところは、どんなに魅力的な待遇のように書かれていても、働いてみるとどこか辞めたくなる点が多かったりするのです。
例えば、「高給与なんだけど、かなり重労働で激務の日々を送るはめになるので体を壊す人が多い」等です。
この場合は給料が高いだけマシですが、人手不足のためかなりの激務を強いられ、低賃金に悩む人も多いのです。
基本的にスタッフの入れ替わりが激しい職場は人手が足りていないケースが多いので、毎回広告を出しているところは要注意です。
3 転職サイトのコンサルタントに現場の雰囲気を聞いてみる
ただ、働いている人に直接聞くのも、求人をずっと観察しておくのも、どちらも簡単ではありません。
一番簡単に人手不足の事業所を調べるには、日々現場を回っていて、状況を知っている転職コンサルタントの方に聞くのが一番早いですね。
わたしの昔からの考え方でもあるんですが、「知らないことを何日もかけて調べるより、聞いて解決するならその方が圧倒的に良い」んですよね。
人手が足りないような環境で働きたくないなら、情報を持っている人に聞いてみるのが早いんじゃないでしょうか。