今の介護施設を辞めたいけど辞められない・・
引き留め以外でこの悩みを抱えているのは、転職に一抹の不安を抱えている中高年層の介護職の方です。
何で辞められないのか?と言うと「家庭があるから」「今の職場を辞めたら次の就職先が見つからない可能性があるから」「責任あるポジションについているので辞めにくい」などの様々な事情があるからです。
いくら介護業界が慢性的な人手不足の状態が続いているとはいえ、中高年の転職というのは介護職に限らず、どの職種でも簡単ではありません。
そこで、中高年層である40代、50代の介護職転職の悩みや求人探しのポイントについて紹介させていただきます。
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中高年の仕事探しで一番苦労するのは求人の少なさ
中年層の介護転職で一番最初に立ちはだかる大きな壁としてはその「求人数の少なさ」というのが挙げられます。
例えば、多くの方はハローワークなどで求人を探されると思いますが、その際に求人検索サービスをご利用されますよね。
そこに希望職種や年齢を入力して求人の絞り込み検索をかけると思うのですが、やはり求人数は年齢が上がるにつれ、減少傾向にあります。
地域によっては50歳以上になると、求人検索をかけても10件も出てこないようなケースも少なくないのです。
そして、その次の悩みとしては待遇が新入社員扱いになってしまう可能性が高いので、給料をガクンと落とす傾向にあるのです。
いくら、今の事業所が働きづらいとはいえ、年収ベースで50万、100万も下がる可能性があるなら、他の事業所に転職なんてナンセンスになってしまいますよね。
このように中高年の介護転職というのは厳しい事情があるのです。
ですが、いくつかのポイントを抑えておけば、40代、50代の中高年者でも待遇を落とさず、希望する介護求人に就くことができます。
では、どのようにすれば中高年の介護職転職を成功させられるのでしょうか?
中高年の介護転職!求人探しの3つのポイント
1 介護求人サイトを複数利用する
中高年の介護転職で大きな障壁になるのが求人数の少なさです。
まずはこの問題を解決しなければなりません。
これはどうするのが良いのかと言うと、ハローワークだけで仕事を探すんじゃなく、介護専門の求人サイトを活用することです。
ハローワークや求人誌などの広告を見ても求人って物凄く少なくないですか?
介護職って専門職なので一般の求人に募集をかけるよりも介護専門の媒体に求人を出した方が効率的に良い人材を集められるので、待遇条件の良い求人などは、ほとんどが介護転職サイトの会員限定の”非公開求人”として募集がかかっているケースが多いのです。
高齢になればなるほど、どうしてもパソコンやスマートフォンを使ったインターネットというのは触らない”アナログ人間”が多いんですが、使い方が良く分からないからと敬遠せずに介護求人サイトを利用してみるべきです。
介護転職サイトは名前や連絡先、保有資格などの基本的な情報を入力しておけば、担当者から連絡が入り「どのような仕事を希望しているのか?」「転職に際しての希望条件」などを伝えておけば、それに沿った求人を紹介してもらう事ができます。
中高年層になってくると、どうしても求人数は減ってしまうので、介護専門で求人を扱っているところを上手く利用するのが転職成功のポイントです。
より多くの求人情報を得るためにも、最低でも3つは転職サイトに登録しておくようにしましょう。
(※もちろん登録、利用に関しては全て無料です。)
2 面接同行サービスを活用する
そしてその次のポイントとしては「待遇をいかに落とさないか!?上げれるか!?」が中高年の転職成功のカギです。
基本的には転職したら、ほぼ新入社員と同じ待遇の場合が多いのですが、上手に交渉する事で待遇を落とさずに転職が可能になります。
ですが、大半の方は「そんな風に言われても面接時に上手く交渉できるか不安・・」という人がほとんどでしょう。
ですが、それが当たり前です。
基本的に面接中というのは採用してもらうのに必死になっているので、待遇面の交渉までは手が届かない人がほとんどなのです。
じゃあ、これはどのように解決するのかと言うと、「転職コンサルタントに面接同行してもらう」ようにすれば、あなたから直接聞きにくい質問や、待遇面の交渉などを代理で行っていただけるのです。
3 転職活動は在職中に行う
そして、最後にお伝えしておきたいのが必ず在職中に次の就職先を決めるようにしてください。
例えば、45歳で退職して無職状態の期間を作ってしまうのは非常にリスクが高いです。
今の職場を退職するのは「次の仕事先を見つけてから」というのを必ず守るようにしてくださいね。
ポイントを抑えておけば40代、50代でも転職は可能です。
ただ単に転職するのではなく、待遇面などが改善されるような仕事探しをしてくださいね。