未払いの残業代がある場合の請求・相談窓口

介護の仕事って残業は付き物ですし、事業所によっては全額しっかり払われるところや、時間数が決まってるところ、全く出ないようなところと色々な施設がありますね。

働いてる時から溜まりに溜まった未払いの残業代がある場合、辞める時には出来ればしっかりと払っていただきたいものです。

では、未払いの残業代を支払ってもらうためにどのような事例があり、請求のポイントは何なのか?また、支払ってもらえない場合何処に相談したらいいのか?についてご紹介します。
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よくある悪質な残業代未払いの例

では、実際どのような未払いが行われているのでしょうか?いくつか事例を紹介させていただきます。

 

・定時になるとタイムカードを押すように上から指示があり、残業代がつかない

よくある事例なんですが、リーダーや施設長から定時になると押すように言われていたり、職場全体がそのような空気を出していて、誰もそのことについて納得はしていないけど、仕方なくタイムカードを押して、サービス残業をしているということも少なくありません。

それに持ち帰りの仕事をさせるようにして、残業代を出さないところもあるのです。

 

・残業時間の上限が設定されていて、それ以上は出ない

例えば、「残業代が付くのは月に15時間まで」などと決まっているところって意外に多いと思いますが、それ以上働いても一切残業代が出ないのは結構悪質ですよね。

もちろんこれも違法ですし、かなり悪質ですね。

 

未払い残業代を請求するポイント

もし、上記のような介護施設に入ってしまった場合、どのように未払いになっている残業代を請求するのが良いのでしょうか?

基本的にこのような会社の場合、「残業代ちゃんと払ってください」と言っても効果は薄く、気に入らないなら辞めてもらって構わないというような強気な態度で出てくるようなケースもあります。

なので、残業代を請求するポイントをあなた自身が理解し、知っておくことが重要になるのです。

 

1 証拠を集めておく

まず、知っておいてほしいのが未払いの残業代を請求するためには、それを立証するための証拠が必要になります。

残業がどのくらいあるのかを把握するための方法としては「タイムカード」です。

こちらに出勤時間や退社時間も記録されていることが多いので、証拠になるようならコピーしたり写真に保存しておく必要があります。

ですが、事業所によってはタイムカードが無いというところもあると思いますが、基本的には出勤や退社の時間が証明できるものを証拠として保管しておきましょう。

例えばタイムカードの他にはどういうものがあるのかと言うと、「日報などの時間が記載されているもの」「上司からのメールの送受信歴」など、その他にも時間が記載されているような物なら何でも証拠になります。

 

2 サービス残業は違法行為だと認識する

そして、未払いの残業代を請求するポイントとして、あなた自身がサービス残業は違法行為だというのをしっかり認識して、悪質な会社に立ち向かう勇気が要ります。

介護で働く方の多くは、悩んでいても何処に相談したらいいのか分からず、泣き寝入りされている方も少なくないので、困った時は誰かに相談する事が大切です。

では、未払いの残業代があるなら、どこに相談したらいいのでしょうか??

 

未払いの残業代がある場合、何処に相談すればいいの!?

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いくら未払いの残業代があるとはいっても、ほとんどの介護職の方は泣き寝入りです。

その理由としては職場の責任者に言ったとしても、全く取り合ってもらえなかったりと、相手にされないからです。

だからこそ、労働問題についてちゃんと相談できる相手を作ることが重要になってきますが、こればっかりは友達に相談してもあまり意味は無いので、労働問題を専門的に扱っている機関にまずは問い合わせてみましょう。

 

・厚生労働省相談窓口
都道県別に労働相談コーナーを設けており、労働問題(職場いじめ、採用、解雇、未払い、不払い)に関する相談を面談、もしくは電話で相談できます。

・日本司書センター法テラス
オペレーターがあなたが抱える労働問題についての法情報や制度を案内していただけます。

解決策をアドバイスしてもらえるというより、あなたが今現在悩んでいることに適した相談窓口を紹介してもらう事ができます。

 

残業代を払わないような悪質な介護事業所には断固とした態度で立ち向かい、確たる証拠を手に戦いましょう。

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