介護福祉士として日々介護の仕事に携わる方は、どのようなことを考えながら働いているのでしょうか?
介護の仕事をやっていて良かったことや、ダメだったこと、これだけはやりたくない業務内容など、介護福祉士の仕事の本音について紹介させていただきます。
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介護福祉士の仕事の本音とは
仕事が長く続けられている人、すぐにやめてしまう人。
色々なタイプの方が介護職として働いていますね。
離職率が高いと言われる介護職で、続けられている理由にはどのようなことがあるのか尋ねてみました。
━━介護福祉士の仕事の良いところはどんなところですか?
● どこも忙しいからなのか、解雇される心配はほとんどないし、まわりでも辞めさせられた人がいるという話は聞いたことが無い
● 高齢者が増えているので職に困ることが無い
● 辞めても求人数が多いので再就職に困ることが無い
● 転職回数が多くても採用されることが多い
● 業務内容は楽ではないが、利用者さんから「ありがとう」と感謝の言葉を頂けることも多い
● 無資格やホームヘルパーさんよりも責任ある仕事を任されることが多いので、やりがいを持てる
● 全国どこに引越しても仕事がある
● 基本的には室内の勤務になるので、夏は涼しく冬は暖かい
● 経験が無くても介護福祉士の資格があるだけで採用されることが多い
● ここを経験したらどんな仕事もできそう
━━介護福祉士として働いている中で嫌だと感じることは?
● 利用者さんやそのご家族からのクレームによりトラブルになることがある
● 介護福祉士の資格があっても職場によっては、かなり給料が安い
● きつい、汚い、臭いの3K
● 夜勤入ってもそんなに給料が高くない
● 人間関係が酷いところが多い、根性腐ってるお局みたいなのが同じ職場にいたら最悪
● しっかりとしたケアがやりたいとは思っていても、現実的には忙しさもあり余裕がないので厳しい
● 介護福祉士の資格があっても、介護の仕事にコンプレックスを抱いている人もいる
● 介護福祉士の資格があっても医療行為はできないので看護師に雑用扱いされることがある
● 給料が高くないのはある程度は仕方がないけど、使い捨てのように使われることもあるので腹が立つ
● しっかり経営されているところもあるけど、ブラックのところも多く、一部の会社は社員に対してかなりあくどい
介護福祉士の愚痴
働いている方の本音を聞いてみると、良いなと本人が感じていること以上に嫌だなと感じていることがあるように思います。
ご飯などを食べながら一緒に話をしていれば、ほとんどが仕事への愚痴です。
中でもよく聞くのが、「これからもっと高齢化社会になっていくのに、何で介護士を取り巻く環境は改善されていかないの!?」ということです。
実際は徐々に待遇面などの改善がされているのですが、それでも生の現場の声を聴いてみると、まだまだ状況は良くないのです。
給料が高い事業所も増えていますが、逆にどんどん給料が落ちていくところもあるのです。
デッド・オア・アライブではありませんが、つまり働く場所によって給料にかなり差が出るのです。
これからは更に待遇の良い施設と悪い施設という二極化が進んでいくと予想されるので、不満があるなら環境を変えていくことが必要になります。
介護福祉士は人材不足が続いている
きついことも多い介護福祉士の仕事。
ですが、介護の現場では「人材不足」という危機的状況になっているのです。
こうも人手不足に陥っている理由には給料の低さや仕事のきつさなどが原因として考えられます。
確かに求人票を眺めていても給料が安いところは多いです。
介護福祉士の資格があっても資格手当が出ないところもありますし、将来不安から介護職を離れていくケースというのも働いていればよく見られる光景です。
ですが、こういった人手不足が続いているということは転職者へのチャンスでもあります。
確かに待遇が悪いところもまだまだ多いのですが、会社としては待遇を悪くして次々に辞められてしまって人が育たない状況が続くようではかなり苦しいのです。
だから、好待遇を売りにしている求人も最近は多くなってますし、介護専門の転職サイトを見ているとボーナスも出て、休みもしっかりある事業所も増えているように思います。
人手が足りていない”今”が介護福祉士の転職の絶好の機会なのかもしれませんね。
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