文章を書いたり考えたりするのって、苦手な人はとことん苦手ですよね。
自己㏚なんて自分の長所を書けば良いんだよと、簡単に言ってくる人もいますが、それができたら苦労しないっての。
- 何を書けば良いのか?
- どんな順序で書けば良いのか?
- どうしたら魅力的な自己㏚が作れるのか?
介護職の転職における自己㏚の書き方や、それに基づいたサンプルの例文をご紹介させていただきます。
介護職の自己㏚の書き方。重要ポイント
・読みやすさ
自己㏚を書く際にまず始めに重要になってくるのが、文章の読みやすさです。
例えば起承転結がぐちゃぐちゃになっているような文面ってかなり読みにくかったりしますよね。
こういった文章の作りや、文字の綺麗さ、文字の大きさという見た目の部分は、第一印象として善し悪しを判断されます。
職務経歴書を見て採用か不採用かを判断する担当者というのは、比較的年齢も高めです。
ですから、こういった文章の読みやすさというのは非常に重要になってくるのです。
文章の流れとしては基本的な起承転結で終わるタイプのものか、起結承転と「結果」が文章の前半に出てくるものが好まれる傾向にあります。
・介護の経験(エピソード)
そして、次に重要視されるのが、貴方が介護職としてどんな経験を積んできているのか?ということ。
もちろん、保有している介護資格なども大切になりますが、実体験から得た経験(エピソード)を踏まえて書くことで、よりオリジナリティーが出て、内容も深みを増します。
「この人はどんな人なのだろう?会ってみたい!」と思わせるための魅力的な自己㏚を完成させるための重要なコンテンツになります。
・その経験を転職先でどのように活かせるのか?
そして、最終的には「今まであなたが介護士として働いてきた経験を転職先でどう活かせるのか?」ということを求められます。
ですので、以前の仕事と転職先でやるであろう仕事の関連性が強ければ、これはかなりの強みになります。
ですが、前職の職務内容と次の仕事先の関連性が少なくても、書き方次第ではそれほど問題ありません。
以前に培った能力・経験を次の職場でどう活かす事ができるのかを考えましょう。
採用担当者に好まれる自己㏚の文章構成とは?
構成や流れだけでも大まかに把握しておけば、より簡単に自己㏚を書く事ができるようになります。
下記の5つが介護転職の自己㏚を作るのに重要になります。
1. 「ここだけは」というアピールポイントは?
2. 何でそれが強みだと思うのか?
3. どんな経験(エピソード)から言えるのか?
4. その介護経験から得られたものは?
5. これまでの介護経験や資格を新しい職場でどのように活かすのか?
これら5つの点を踏まえて文章を構成していくのが自己㏚には必要になるのです。
文章構成を元に自己㏚の例文を完成させよう
それでは、上記に記載した文章構成を元に簡単な自己㏚のサンプルを作ってみましょう。
1.利用者様が気持ちよく過ごせるように、体だけでなく心のケアをモットーにしてきました。
2.3.先輩方から言わせてみれば当たり前かもしれませんが、これは以前に働かせていただいていた介護施設で認知症介護を中心に担当していた頃、会話がままならない中で、他の職員が右往左往しつつも、たとえ会話が成立しなくても気持ちは絶対に通じているという信念で働いていたところ、段々と利用者様も私に身を任せていただけるようになったからです。
4.介護の仕事に就いたばかりの頃は「こんなにきつくて辛い仕事は私には出来ない」と仕事に対しても前向きに捉えられていませんでしたが、色々な利用者様の介助経験や同僚や先輩方にサポートしていただいた事で、利用者様やそのご家族の方からも信頼していただけるようになったのです。
5.これからは今まで培ってきた身体介護だけでなく、心に寄り添える介護士になれるよう、より一層努力していきたいと思っております。
文章構成に当てはめただけですが、骨組みさえしっかりしていれば、ものの10分程度で完成させられます。
まずは、自身の強みを証明できる体験談を上手く組み入れて、文章を修正し、肉付けしていくようにすれば、そこまで難しくなく作れると思います。
それでも自己㏚が上手く書けないという場合のヒント
いやいや、そんなこと言われても、人に言えるようなエピソードとか無いし・・と思ってる、そこのあなた!
そんなに難しく考える必要はありません。
印象に強く残っている経験談をいくつか思い返してみれば良いのです。
物事というのは見方によって良い方向にも悪い方向にも捉えられる事ができます。
つまり、言い方を変えれば「良くも言えるし、悪くも言える」ってことです。
つまり、書き方、伝え方次第で良くも悪くもできるってことです。
まずは、印象に残っている出来事をいくつかノートに書き出し、その中からその印象深い出来事をどのようにアピールポイントとして伝えるのか?の導線を引いてあげるようにしてください。
☑自己㏚が上手く書けない人はコンサルタントに添削してもらいましょう
人事を納得させるには事例を組み込み、オリジナリティーのある自己㏚を
待遇が良く、求人倍率が高い職場にどうすれば転職できるのか?
書類選考という、第一関門を突破するには、職務経歴書に書く自己㏚というのは非常に重要性が高いです。
そのためにも、絶対にここは手を抜くところではありません。
介護転職における魅力的な自己㏚の書き方のポイントは「自身の経験談を元に他の介護士との差別化する」のが一番大切。
似たような文章を書くよりも、反対に「なんだこいつは!?」とも思われるようなオリジナリティーの高い自己アピールが大切になってくるのです。
ですから、ここで紹介したサンプル例文をコピーするのではなく、文章構成だけ注意して、自身が経験した介護事例を元に、自分だけのオリジナルの構成にすることで、他の応募者との差別化ができ、より際立つようになるのです。