介護職の現場での職場いじめがかなり酷い。その実態と対策・解決方法は?

当記事は、実際にあった介護現場でのいじめの実態を口コミで集めたリアルな声を紹介しています。

また、実態を踏まえ、『いじめにあった時にどのように対応すればいいのか?解決策は?』ということについて詳しく解説しています。

 

『介護現場ではどのようないじめが横行していいるの?』
『今いじめにあっているけど、どうしたらいいのか分からない((+_+))』
『嫌がらせやいじめに対しての対応策や解決策は?』

 

など、今まさに介護現場でいじめにあっていてすごく悩んでいるなら、ぜひ最後までじっくり目を通し、解決に向けて動き出せることを願っています。
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介護職の現場でのいじめの実態

①   大事なことまで質問しても教えてくれなくなった

私は、介護士という仕事に興味があり、未経験でも働ける施設を探して特別養護老人ホームに就職しました。それまでは、家族の介護はおろか、お年寄りともあまり触れあったことがありません。ですので、まず高齢者の方とのコミュニケーションでつまずきました。

 

さらに、業務内容も覚えるのに時間がかかってしまったので、入社2週間目くらいから、職員同士で私の悪口を言っているのが聞こえるようになってきたのです。。

 

『介護職には向いてないのに何で就職したんだろうね?』

『早く辞めてくれたら良いのにね(笑)』

 

など、かすかに聞こえてくる言葉に気が滅入りました。そのような日が続いた時、仕事で分からないことを質問したら、『今忙しいから他の人に聞いて』と皆に言われ、聞いても何も教えてくれず、たらい回しにされることが日常茶飯事になってしまったのです。

 

役職者に尋ねても、私の悪口を現場から聞いているのか、『自分で考えて』と冷たくあしらわれ、相談できる人がおらず、退職する他手立てはない状況に追い込まれました。

 

20代後半女性/千葉県

 

②   男性職員からの精神的ないじめがあったのに本人は自覚がなかった

入社後すぐに、ある男性職員に目を付けられました。その男性職員は、「自分自身が、すごく仕事ができる」と思っているので、新人指導の時は、粗探しばかりしてきます。

とくに私は、同期の子と比べられることが多く、『○○さん(同期)のレベルが10だとしたら○○さん(私)は3くらい』と、毎日業務終了後に言ってくるのです。

 

それだけではありません。教えてもらった指導内容が間違っていて、私が別の上司から注意されていても、「自分(男性職員)がそう教えた」とは上司に言ってくれず、上司の教えを守った私がただただ怒られるだけなのに、全て見てみぬふり。

 

真剣に仕事に取り組んでいる分、本当に悔しかったです。その他にも威圧的な態度や言葉で色々言われましたが、驚いたのは本人にいじめの意識がなかったことです。

結局1年間耐えて転職しましたが、無意識な言葉で人を傷つけるような人が、なぜ介護士として働いているのか?未だに疑問を感じます。

 

20代前半女性/北海道

 

 

③   妊娠を期に周りの態度がガラッと変わった

私が働いていた特別養護老人ホームでは、現場は女性職員の割合が多く、役職者は全員男性。比較的、人間関係は良かったですが、ある日私の妊娠が発覚。

当時は夜勤も入ってたので、まず上司に夜勤を外してもらうようお願いして、妊娠4か月の時に、現場の職員に妊娠報告をしました。

 

ですが、そこから一気に周囲の職員の態度が変わりました。妊娠中は、どう頑張っても、妊娠前と同じ仕事をこなすことは体力的にも厳しいです。それに、赤ちゃんにも負担になるので、自分のできる限りのペースで仕事をこなしていたら、

 

『もっと早くしてくれない?』

『私も妊娠中働いていたけど、あなたより働けていた』

『妊娠を理由にサボっているようにしか見えない』

 

などと言われました。役職者に相談しても、『無理のない範囲で頑張って!』だけで、役職者は全員男性ですし、妊婦の気持ちなんて分からないのでしょう。もっと妊娠に関して理解のある施設なら、働きやすかったかもしれません。ですが、育休実績もない施設だったので、誰の理解も得ることができませんでした。

 

本当はもう少し働いて、産後に復帰することも考えていましたが、現場内の私に対するきつい空気に耐えかねて退職しました。退職を伝えた時も『早く辞めた方がいいよ』とハッキリ言われ、最後の最後まで悔しかったことを今でも鮮明に覚えています。

 

30代前半女性/愛知県

 

 

④   部署異動を断ったことをきっかけに職場内で孤立

ある日突然上司から『グループホームに異動してください』と言われました。わたしはデイサービス勤務で、子どももまだ小さいので、『土日祝休み・日勤のみ・残業無し』が絶対条件です。グループホームに異動すれば、夜勤はしなければなりませんし、定時に帰れるかもわかりません。

 

なので、『それは厳しい』と断ると、

 

『生意気だ』

『仕事もろくにできないくせに断るとかおかしいでしょ』

 

などと言われ、孤立するようになりました。上司からも

 

『頭が悪いから介護職向いてないんじゃない?』

『そろそろ辞めたら?』

 

と圧力をかけられるようになり、本格的に職場に居場所がなくなったので退職せざるを得なくなりました。

 

20代後半女性/東京都

 

 

⑤   ロッカーのカギを盗まれ現金や必要書類を盗られた

介護士歴5年です。お年寄りとはコミュニケーションが取れますが、若い年齢層とのコミュニケーションが昔から苦手でした。「人間関係のいざこざには巻き込まれず、仕事さえ何とかなればいい」と割り切っていましたが、1年ほど前から徐々に若い年齢層の職員が増えて、陰口や嫌がらせが横行する職場になりました。

 

コミュニケーションが取れない私は、すぐにそのターゲットとなり、聞こえるように悪口を言われたり、すれ違いざまにクスクス笑われたりしました。それだけならまだ耐えることができますが、ある日を境にロッカーにしまってある財布の現金が減っていたり、提出しなければならない書類が破れていることがあり、明らかに誰かがロッカーを触っている形跡がありました。

 

ロッカーのカギを持ち歩いておらず鞄にしまってそのままスタッフルームに置いていた私も悪いのですが、どうやらそれを取り、合いカギを作ってロッカーを触っている様子。最後は、父の日に娘からプレゼントされた似顔絵をビリビリに破られてゴミ箱に捨てられたことをきっかけに、吹っ切れて退職することを選びました。

 

40代前半男性/大阪府

介護現場は女性が多く、いじめや嫌がらせが発生しやすい環境

介護の現場は、女性の割合が7割以上を占める施設が多いです。

私もいくつかの介護施設を経験していますが、どの現場でも感じたのは、『介護現場で働く女性は気が強い』ことです。

「介護現場はおっとりした優しい職員が多く働いている」なんて空想を思い描いている人もいますが、ハッキリ言って気が強くないと続けることができない職種です。

 

どの企業でも女性が多く働く職場では、パワハラなどのいじめが多いと言われています。

ですが、さらに気の強い女性がたくさん働いている介護現場でのいじめや嫌がらせは壮絶です。

介護現場の場合、常に限られた時間の中で高齢者の介助をしなければなりません。

なので、思い通りに事が進まないことなんて日常茶飯事。

ですが、女性はスムーズに事を進めたいがためにイライラしてしまい、マイペースな職員や仕事がスムーズにいかない人を見て、さらにイライラしてしまうのです。

 

そのような環境では、周囲に流されにくい男性職員が良い中和になります。

しかし、男性介護職員という存在自体が介護業界では少なく、理想である『男性半分・女性半分』という職場環境が作りにくくなっています。

それらの事情が重なり、女性の多い介護現場ではいじめが横行しやすくなっているのです。

介護現場でのいじめの対策や解決方法は?

①   相談できる人に悩みや今の気持ちを打ち明けてみる

職場でいじめにあった時に、相談することができる相手はいますか?

友達でも家族でも良いです。派遣社員の場合は、派遣会社のアドバイザーでも良いです。

身近に相談できる人がいるなら、悩みをぶちまけ、ストレスを発散できるので、ある程度の嫌がらせなら耐えることができます。

 

しかし、相談相手がおらず、ただ耐えるだけの状態になっているなら危険信号です。

 

ストレスを発散することもできず、愚痴を言うこともできず、職場では言われたい放題され放題。

これほど残酷なことは他にはありません。

 

まずは、相談できる友達や家族がいるなら、思い切って頼ってみましょう。

もしも身近にいない場合はSNS上の友達でも構いません。

大事なのは『一人で抱え込まないこと』です。


②   『仕事には関係ない』と割り切ってみる

軽い無視や嫌がらせの場合は、『仕事は仕事。人間関係は関係ない』と、割り切って考えてみてもいいかもしれません。

嫌なことを言われても、仕事と割り切って働いている人も多いです。

ただ、気をつけなければならないのは、介護の仕事は職員同士のコミュニケーションが必要になる職業だということです。

職員同士のコミュニケーションなしでは、良い介護を提供できなかったり、思わぬ介護事故を起こしてしまう可能性もあります。

『陰口は言われるけど、申し送りや仕事上でのコミュケーションはある』というくらいなら、割り切って考えることで気持ちが軽くなります。


③   別の施設に転職することも視野に入れてみる

では質問です。

 

「今働いている施設は、このままいじめられながらでも働きたい施設ですか?」

「いじめられてまで、すがり続けたい施設ですか?」

 

今の現状をいち早く解決したいなら、「別の施設に転職する」ということも選択肢に入れなければなりません。

 

高齢社会が深刻化されている現在、介護施設は周りを見渡せば無数にあるので、あなたが転職しようと思えば、転職先はいくらでもあります。

陰湿ないじめは、我慢したら解決する問題でもありませんし、精神状態が不安定になると身体にまで悪影響を及ぼすので、転職は早期に検討する必要があります。

身体に何か異変が出てからでは遅いのです。

ただ、辞めることができない複雑な理由や、転職しても職員と上手くやれるか分からないなど、不安に思うこともあるでしょう。

ですが、あなたが働きやすいと感じられる施設に出会うまで、何度でも転職すればいいのです。

 

あなたが身体を壊してまで働き続けることに何の意味があるのか?

一度立ち止まって考えてみてください。

楽しく働ける介護現場を探してみたら?

職員同士の人間関係のトラブルが多い介護施設は、たくさん存在します。

ですが逆に、いじめなど全くない、職員同士の人間関係の良い介護施設もたくさん存在します。

お局様が牛耳っていて、ちくちく小言を言われたり、影でコソコソ文句を言われるような施設で、わざわざ働き続ける必要はありません。

 

あなたが今考えなければならないのは、『今は自分の人生にとってプラスになる時間かどうか?』を一度立ち止まって考えることです。

また、『今の職場は友達にも働くことを勧めることができる施設か?』を考えてみましょう。

 

もしも、友達に勧められないなら、楽しく働くことができる施設に転職をしましょう。

人間関係の良い職場を希望されるなら、ぜひ求人サイトを活用してください。

介護求人サイトは、介護施設の内部事情に詳しく、人間関係で悩むことのない職場も紹介してくれます。

悔いのない転職活動を行うためにも、まずは介護求人サイトを利用したリサーチが転職成功のポイントになります。

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