介護職とうつ病

ストレスが溜まりやすいといわれる職場というのは、うつ病の人が多いとされていますが、介護職もその例外ではありません。

先輩上司からの指導と言う名目のいじめや入所者さんからの嫌がらせなど気が滅入るようなことも少なくはありませんし、なんか毎日やる気が出ないというのは、実はうつ病のせいかもしれません。

そこで、介護職とうつ病の関係についてや自分はどうなのか!?というチェック項目を紹介させていただきます。
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介護職とうつ病の関係

介護うつという言葉をご存知ですか?

これは主に家族を介護する過程で起こるストレスからくるうつ病になりますが、2005年の厚生労働省の調査では家族を介護する4人に1人がうつ状態であるという調査結果が出ています。

介護する人は介護に関与していない人に比べ、うつ病になりやすいとも言われており、こういったことが介護職として働く現場にも出ているのです。

うつ病と言うと男性がなりやすいというイメージがあるかもしれませんが、介護職の場合は女性がうつ状態になるケースも少なくありません。

特に先輩、同僚、上司、入所者さんに恵まれていない職場なんかだと、精神的に不安定な方はとても多いです。

介護の仕事というのは良くも悪くも「人間相手」で機械を相手にしているわけではありません。

人に恵まれていない職場では、仕事ができないときつく当たられることも少なくありませんし、ミスをしてひどいことを言われた経験がある人も中にはいるんじゃないでしょうか?

こういった精神的な不安からなることが多いというのが現状です。

そして、介護職がうつ病になりやすい原因としてはこういったストレスフルな職場であることと合わせて、給料が安いということもあります。

もしも、それなりにきつくても年収400万前後(月30万前後)貰えているなら、そこまでうつになる人や辛いと感じる人も少なくなるとは思いますが、これが年収200万くらいで働かされていれば、うつ状態の人が増えるのも当然の結果だと思います。

こういったことが現場では起こっているのです。

あなたは大丈夫!?うつ病自己診断

大抵の方は「自分はうつかも」と思ってはいても精神科を受診するまでには至らず、診断を受けていない潜在的なうつ病予備軍の人はとても多くいるといいます。

なので、もしかしたらわたしはうつ病かも・・と思うなら一度自己診断してみることをおすすめします。

※下記の項目にいくつあてはまるか数えてみてください。
ビジネス2
☑なんだか最近眠りが浅く、寝てもすぐ朝になる

☑食が細くなった

☑他の人に仕事を任せられない

☑人一倍責任感が強いと思う

☑失敗したことを全て自分のせいにしてしまう

☑オレなんて、わたしなんてと常にマイナス思考

☑頑張りたい気持ちはあるけど元気が出ない

☑無性にイライラすることがある

☑人と関わりたくない

☑ふと、ここからいなくなりたいと考えたことがある

☑やる気や気分の上下が激しい

☑色々なことに興味を持てなくなった

☑集中力が前よりなくなったと思う

☑今の仕事は自分の限界を超えていると思う

☑以前から抱いていた将来の夢や計画が無くなった

 

【使用上の注意点】

こちらの自己診断は、皆様の症状に関して診断を行うものではなく、あくまで一般的な傾向としての情報になりますので、心配ならば最寄りの精神科で診察されることをおすすめします。

 

どうでしたか?いくつあてはまったでしょうか?こちらの項目に少しでもあてはまっている場合はうつの予備軍である可能性があります。

あてはまる項目が増えるほど深刻な精神的ストレスを抱えていることも多くなりますが、もしも10個以上あてはまっているというならかなりヤバいんじゃないでしょうか。

こういった方は早急に改善策が必要です。

うつ病かもと思うなら休職、退職、転職を

039233もし自分がうつ病だと思うなら、早急に何らかの改善策が必要で、休職や退職、もしくは転職を視野に入れるべきです。

その悩みが人間関係でなく疲れから来ているようなら休職という選択でも構いませんが、職場を移ることで解決できるのなら退職、もしくは転職を選択するべきです。

 

うつ状態に陥らないようにするためには、まずは問題を一人で抱え込みすぎないようにすることと、誰かに悩みを相談してみるというのも一つの方法だと思います。

介護の仕事から離れてしまうというのもアリかもしれませんが、他の職種への転職はやはり難しいところがありますし、今の職場を辞めて他の施設に移ったら、また気持ちよく働けるようになったという人もいるので、個人的にはもっと働きやすい施設に移ること(例えば特養→デイサービスなど)がいいんじゃないかなと思います。

介護職の良いところは介護という一括りにまとめられていても、働く施設や職種、形態というのは選べるということがあります。

働き方を変えたり、職場を変えたりすることで解決することも多いと思います。

どちらにせよ無理はしないようにすることが大切ですね。

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